【出版をご一緒した経営者の声:中武篤史様】
大きな出版効果を実感! 『いま、求められる「草食系リーダー」のための“や・わ・ら・か・指導術”』で受注数も単価もアップ
今回の出版をご一緒した経営者の声は、『いま、求められる「草食系リーダー」のための“や・わ・ら・か・指導術”』の著者、中武篤史さんをご紹介します。中武さんは、独立開業後約2年間でのべ300件、5,000名の指導実績を持つ中小サービス業向け人材育成コンサルタント、部下育成専門の研修講師です。
出版したのはどのような本ですか?
草食系でもリーダーになれる!
Q: どのような活動をされていますか?
中武:「人を通じて経営を改善するサポート」を掲げる株式会社ユアコンパスの代表を務めています。個人では企業向け研修講師として、全国の上場企業~社員数5名の会社まで、年間190件以上の企業研修を受け持っています。
Q:研修講師として活動する中で、執筆テーマとなる問題意識を見つけたのでしょうか?
中武:色々な企業様にうかがう機会がありますが、そういう中で、「指示をしたくない」とか「自分はリーダーに向いていない」「リーダーになりたくない」と悩んでいる20代、30代の方たちがいることに気付きました。新任の係長や班長のような〝長〟を新たに務めるリーダーになりたての人に向けた研修が多いのですが、研修後のアンケートではそうした悩みを書く方が少なくありません。強くあるべきというリーダー像に、囚われてしまっているんですよね。そこに楔を打ち込みたいと思いました。
Q:そんな問題意識から生まれたご著書は、どのような本になりましたか?
中武:悩んでいる人たちに、「ガツガツ指導をしなくても、部下を巻き込まなくても、リーダーになれるんですよ!」と気づいていただこうと思って、ポイントをまとめました。
簡単に言うと、怒鳴ったり叱ったりしなくても、指導法次第でちゃんと人はついてくる。だから強さを見せない草食系でも、ちゃんとリーダーになれる。悩まずに勇気を持ってリーダーになっていただきたいと思って書きました。
企業だけではなく、例えばお店をやっている方とか、部下やスタッフがひとりでもいらっしゃるのなら読んでいただきたいです。人とどのように対峙して、どのように振る舞うかに悩んでいる人のお役に立てると思います。
時代の変化が悩めるリーダーたちを生み出している
Q:リーダー像が変わってきているのでしょうか?
中武:新しくリーダーになる方たちのさらに上の世代の上司たちは、「リーダーとはガツガツ叱るべきだ、厳しく接するべきだ、部下を巻き込むべきだ」と思っているケースが多いんじゃないでしょうか。昔の価値観ですよね。確かに今から20年ぐらい前までは、上司の言う通りにやっていれば、職場全体のモチベーションが上がっていく状況がありましたから、強いリーダーがいればそこそこうまくいっていたのかもしれません。
でも時代は変わってきていて、変化のある中で答えはひとつじゃない。色々な人の知恵を集めて答えを見つけに行かなきゃいけないと思うんです。だから、強いリーダーの元で言われた通りにやるだけでは、組織全体が死んでしまうケースもたくさん出てくるんじゃないかと。
つまり今は、「答えがない時代」になってきているんですよね。前例踏襲型じゃなくて、個人のアイデアが重要視される職場になっている。そういう時には、むしろ草食系リーダーの方がいいわけです。
Q:かなり大きな変化ですね。
中武:今はあまり強く指導すると「パワハラ」だと言われてしまうぐらいですからね。だから企業の総務部や人事部は、パワハラに気をつける研修をしきりにやるわけです。するとリーダー側も「これを言うとパワハラになるんじゃないの? どこからがハラスメント?」と気を遣い過ぎるようになってしまいます。
大変ですよね。指導しなくてはいけないし、強くも言えないし。どうしたらいいのか悩むのも当然なので、そういう方たちに届いてほしい本になりました。
ビジネス面で出版のメリットを感じますか?
「先生」と呼ばれるようになり、受注数も売上げもアップした
Q:出版後のご自身に変化はありましたか?
中武:自分自身の中身は、別にそれほど変わっていないです。ただ、外からの見え方が変わったようです。研修の仕事をいただいている中で、「先生」と呼ばれることが圧倒的に増えましたね。今までは「中武さん」と呼ばれることが多かったのに、企業のお偉い方たちまでがこぞって「先生」とおっしゃって。
Q:ビジネス面での変化はいかがですか?
中武:まず、研修やコンサルティングの受注数が単純に増えました。そういう仕事って、目に見える商品があるわけではなくて、自分が商品です。結局は、自分の持っている雰囲気だけで判断されてしまうところがあります。
でも、本を書いているとお伝えするようにして、実際に本をお持ちしてご説明すると、その場での研修やコンサルティングだけでなく本の内容も確認していただけます。出版しているという事実と、実際に本があるということ。その2つのおかげで多分、信用していただけるのではないでしょうか。
Q:受注数が増えたなら、売上げアップに繋がりましたね。
中武:そうですね。さらに、数が増えただけでなく研修・コンサルティングの単価が上がりました。もちろん、自分でも意識して上げたというところはありますが、すんなり上げることができたんです。以前は単価アップをお伝えすると、露骨に拒否反応をされたり「では結構です」と受注できなかったり、色々うまくいかなかったのですが、そういうことが大幅に減りました。出版前と比べると1.5倍ぐらいの単価になったので、すごく嬉しいです。クライアントさんがそれだけの価値を感じてくださっているということですからね。自分で自信が持てる専門領域できちんとフィーをいただけるようになり、本当に良かったです。キャリアの中でも、出版は大きな転換点になりました。
Jディスカヴァーのサポートはいかがでしたか?
何度も赤ペンを入れられてくじけそうになったが、励ましがあったから信じることができた
Q: Jディスカヴァーのサポートについては、どう感じていますか?
中武:城村さんに企画書を提出してから、10回を超える原稿のやり取りをさせていただきまして、その都度、赤ペンが入って返ってくるんです。こちらも仕事をしながら原稿を書いているので、正直なところ「また赤ペンか……」とガックリきたこともありました。
ただ、城村さんは最後に1行、「あきらめないで」とコメントを書いてくださっていて、それをばか正直に信じて取り組み続けた結果、1冊の本になったと思うんです。
ふり返ってみれば、つらくても苦しくてもなんとか書き続けて、どうしても出版するんだという強い信念を捨てずにいられたのは、「あきらめないで」というコメントのおかげだったのかな。ど根性論みたいですが、励ましを信じることができたので出版できました。
Q:城村の指導は厳しかったですか?
中武:厳しい中にも優しさがありました。城村さんは、期待してくださっているから時間を割いて原稿に手を入れてくださっている。ダメな原稿には手を入れないとおっしゃっていたので、出版の可能性はあると信じられました。
これから出版する人へ
途中であきらめずに続けることが目標を叶える
Q:出版に興味を持っている人へのメッセージをお願いします。
中武:私が城村さんと何度もやり取りしながら書き続けたように、みなさんも続けることが大事ではないでしょうか。出版に限らずあらゆる成功者も同じことをおっしゃると思いますが、信念をもって続けること。だから、続けるということを机のまわりとか目につくところに貼ったり、常に意識して頭の中に刷り込んだり、とにかく自分の中に滲み込ませていくといいと思います。
せっかく出版に向けて行動をはじめたのに、途中で諦めて止めてしまうケースもあると聞きます。それではもったいないと思いませんか? 城村さんはビシビシとご指導くださって、あきらめさせてくれません。そして出版が実現するまで寄り添ってくれますから、皆さんもぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。